サクセスストーリー

8カ国、13の法人、4カ月:AgileTVがコーポレート・トレジャリーにTMSを導入した方法

課題:スケールしないツールで多国籍グループのトレジャリーを管理する

AgileTVは、デジタルテレビ、オンライン動画、ストリーミングソリューションに強みを持つスペインのテクノロジーグループです。8カ国に事業を展開し、13の法人で構成されています。トレジャリーチームは、複数行・複数地域にわたる銀行口座、多様な金融取引ポートフォリオ、全法人のキャッシュフローを含むグループ全体の財務オペレーションを管掌しています。

拡大の進展に伴い新たな法人・銀行・国が加わる中で、AgileTVは、グループのキャッシュポジションを連結し日中随時に可視化し、規模に見合った流動性管理を実現できるプラットフォームへの移行が不可欠だと判断しました。

Paulo Alonso氏(AgileTV グローバル・コーポレート・トレジャラー)は次のように述べています。

「Excelでは限界があります。新しい法人・銀行・国が加わるたびに、既存のモデルでは吸収しきれない複雑性が積み重なっていきました。」

意思決定:国際的なコーポレート・トレジャリー管理のためのTMS選定

約3カ月の評価プロセスで複数の市場ソリューションを比較検討した結果、AgileTVはトレジャリー管理システム(TMS)としてKyribaを選定しました。主な選定基準は以下のとおりです。

  • カスタム開発不要のネイティブな銀行接続(国際バンキングを含む)

  • キャッシュポジションと金融取引を単一プラットフォームで一元管理

  • グループの成長を支え、中期的なシステム更改を回避できるスケーラビリティ

決め手となったのは、世界で1万件超のアクティブな銀行接続を持つKyribaのリクイディティネットワークです。これにより、銀行ごとの個別インテグレーションは不要になりました。

導入にあたり、AgileTVはローカルパートナーとしてKyba Cash SLを選定しました。KybaはスペインにおけるKyriba導入の専門パートナーで、15年の実績と300件以上のコーポレート・トレジャリープロジェクト経験を有します。

「ツールに精通しているだけでなく、国際展開するスペイン企業のトレジャリーの実情を理解するパートナーが必要でした。Kybaはその両方を満たしていました。」
— Paulo Alonso、グローバル・コーポレート・トレジャラー、AgileTV

導入:スコープ、フェーズ、主な課題

本プロジェクトは2025年末から2026年初頭にかけて実施し、キックオフから本番稼働まで4カ月で完了しました。スコープは3つの機能ワークストリームで構成されています。

銀行接続: 8カ国のグループ口座をKyribaに接続。国際法人向けにはSWIFTを活用し、各行との技術調整はKyribaが主導。

キャッシュ管理/キャッシュ予測: グループのキャッシュポジションを集約し、日中は随時自動更新。入金予定、支払い、金融取引の満期を取り込んだ予測をプラットフォーム上で作成。

金融取引管理: 分割返済型ローン、ソフトローン、クレジットファシリティ、コンファーミング取引など、グループの金融取引ポートフォリオをKyriba上で管理。満期、返済スケジュール、利払いをキャッシュポジションと統合。

最大の課題は、8カ国の銀行とフォーマット・プロトコル・承認プロセスを並行して調整しつつ国際的な接続を確立することでした。Kyribaが技術面の調整を包括的に担ったことで、AgileTVのチームはデータ受信の検証に専念できました。

成果:連結された可視性と戦略的なトレジャリー

日常業務へのインパクト

現在、13法人・8カ国の全口座の連結ポジションを一画面で確認でき、銀行明細の到着に合わせて日中随時に自動更新されます。財務部門は、信頼性の高い最新情報に基づく意思決定が可能になりました。

取引データの自動取得と自動分類は即効性のある効果を生み、本番初日から、より付加価値の高い業務への時間配分が可能になりました。

組織へのインパクト

Kyribaの導入により、業務知見は特定の担当者に依存しなくなりました。データは自動処理され、チーム全員が同じ情報にアクセスでき、すべての取引が完全に追跡可能です。その結果、継続的な成長を下支えする強固でレジリエントなトレジャリー機能が実現しました。

また、トレジャリーチームの組織内での役割も変化し、業務遂行から経営陣への財務インサイトの提供へとシフトしました。

「私たちはトレジャリーを戦略的機能へと変革しました。オペレーションに時間を費やすのではなく、経営陣に最新の財務インサイトを提供できるようになりました。」
— Paulo Alonso、グローバル・コーポレート・トレジャラー、AgileTV

Go‑Liveで終わらないパートナーシップ

導入後もAgileTVは、保守・トレーニング・機能面の支援を含む継続サポートモデルのもと、Kybaと連携しています。新たな法人・銀行・機能を追加する際には、Kybaが最初の窓口となります。

「Kyribaはプラットフォームです。Kybaは、それをお客様固有の環境で機能させる存在です。この組み合わせこそが、このようなプロジェクトを予測可能で、実行可能で、持続可能なものにします。」
— Paulo Alonso、グローバル・コーポレート・トレジャラー、AgileTV

Kyba Cash SLについて

Kyba Cash SLは、スペインにおけるKyriba導入のリファレンスパートナーです。10年以上の実績を持ち、トレジャリー管理プラットフォームの導入・設定・継続的な進化を幅広く支援しています。

  • 会社概要

    AgileTV は、通信事業者・ISP・メディア企業を支援するクラウドベースの TV-as-a-Service(TVaaS)、OTT、および映像配信ソリューションの大手プロバイダーです。革新的な技術とスケーラブルなモジュール型サービスを組み合わせたエンドツーエンドのポートフォリオにより、デジタルエンターテインメントの配信・視聴体験・収益化を簡素化します。

  • 設立

    2007年

  • 本社所在地

    スペイン・バスク自治州・ビルバオ

  • 業種

    情報技術・サービス

  • 従業員数

    201〜500名

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