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インフォグラフィクス: 不確実性の時代に確実な措置を

By Kyriba
将来を予測するエンタープライズ・リクイディティ・マネジメント (ELM) で複雑性、ボラティリティ、膨大なデータに挑む — パンデミック、地政学的緊張、不安定な金融市場により、世界中でボラティリティが加速・激化しています。
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組込型金融から組込型財務へ : 企業におけるその意味「組込型金融 (Embedded Finance; エンベッド・ファイナンス)」とは、金融サービスを非金融プラットフォームやサービスに統合することで、「必要な時に・必要に応じて」金融サービスを提供することを目指す実践的な取組みです。近過去において、決済、貸付、投資などの金融サービスを利用するためには、銀行を訪れるか、金融サービス提供者のポータルやコールセンターに向かう必要がありました。しかし、ソフトウェア・プラットフォーム、ソフトウェア・イネーブラー、銀行の DX (デジタル・トランスフォーメーション) により、金融サービスは今や非金融サービスの文脈にシームレスに統合、つまり「組込む」ことが可能になりました。これは金融サービスの提供と消費の方法を革新しています。顧客向けの組込型金融のユースケースの中で最も顕著なのは決済です。 消費者の文脈でよく話題になる「組込型金融」や「組込型決済」は、B2B の文脈でも次第に注目を集めています。Bain の 2021 年の推計によれば、B2B の決済総額は 27.5 兆ドルに達し、債権と債務がその価値の 90% を占めています。この量は 2026 年には 33.3 兆ドルに達すると予想されています。組込型決済は B2B 決済量の一桁パーセントを占めています。B2B の組込型決済は、2021 年の 0.7 兆ドル (シェア 2.5%) から 2026 年には 2.6 兆ドル...続きを読む
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SVB 破綻から得られる財務の 4 つの教訓シリコンバレーバンク (SVB) と直接的な取引下にある預金や融資に対する CFO の最悪の事態への懸念は、米国政府による同銀行の買収によって緩和されたように見えます。しかし、この危機が終焉したと考える前に、そこから得られる教訓に目を向ける必要があるのではないでしょうか。 そこには、企業の取締役会や財務部門にとって極めて重要な 4 つの教訓があります。: 資金、流動性が得られない・支払ができない状況下での事業継続性が極めて重要であること。 CFO はリアルタイムの流動性計画を必要としており、日締め (1 日の終わり) での把握だけでは、もはや十分ではないこと。 会社として、金利上昇や為替ボラティリティに対する脆弱性を軽減する必要があること。 CFO は銀行カウンターパーティーのエクスポージャーリミットを管理する必要があること。 資金が得られない状況下での事業継続性 3 月 10 日の金曜日 — ほとんどの組織にとって、その日はいつも通りの始まりました。しかし、SVB に関するニュースが広まるにつれ、Kyriba のクライアントの財務担当者は、自社の資金、流動性、支払のチャネルが危機に瀕していると考え、その日中、あるいはもっと長い時間をかけて、業務を行うために新しい代替手段を見つけるべく奔走する必要がありました。 彼らは、Kyriba を使って SVB の資金残高をリアルタイムに把握し、重要な支出を確実に実行するために即時支払 (Instant Payment) を開始し、他の銀行口座に資金を供給し、混乱なくサプライヤーへの支払を完了させました。あるクライアントは、「SVB にあるキャッシュのオンデマンドでの可視化と、キャッシュをすぐに動かせたことで、流動性の惨事を回避することができた。」と話してくれました。...続きを読む
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CFO が財務変革プロジェクトを評価する際に重視する 3 つのリスク要因トレジャリー・マネジメント・システム (TMS) 導入の社内承認を得るためには、その他のプロジェクトと同様、ソリューションの仕組みやその活用方法、プロジェクトのタイムライン、そして費用とその効果 (ROI) などについてきちんと説明することが求められます。もちろん、多くの財務マネージャーは十分な情報を集めた上で、プロジェクトの申請に臨むでしょう。 一方で、CFO にとっての重要な責務であるリスク管理の価値は十分に考慮されているでしょうか。 以下では、財務変革プロジェクトのビジネスケースを作成する際に、なぜリスク管理に焦点を当てるべきなのかをご紹介します。 トレジャリー・マネジメント・システム (TMS) でリスクを軽減する CFO は、CEO とともに、株主、証券アナリスト、そして会社が非公開の場合は投資家/オーナーとコミュニケーションをとります。このコミュニケーションは、会社の経営に対するすべてのステークホルダーの信頼に影響します。そして、サプライズほど、投資家や株主の信頼を損なうものはありません。 予想外の損失、予想以上の借入金、その他の KPI には共通点があり、株主や投資家を驚かせることがあります。投資家の期待に悪影響を及ぼすような変化を事前に察知することは、CFO にとって最優先事項であり、これらのリスクに対処することは、トレジャリー・マネジメント・システム (TMS - 以下、TMS と表記) 提案の焦点となるはずです。 CFO が懸念するリスク要因 CFO が懸念するリスクは 3 つの要因に分けられますが、適切な TMS はそれらを軽減することができます。 その 1: 現在の地政学的・経済的環境における不確実性...続きを読む
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Episode 16: Optimizing Liquidity through Digital Transformation*Accepting cookies will allow the podcast player to be displayed. Optimizing Liquidity through Digital Transformation This episode features an interview with Benjamin Seal, Vice President of Treasury Services at Cenveo talking to The Invisible...続きを読む
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Kyriba の流動性管理ソリューションKyriba の資金管理、流動性管理と流動性アナリティクス のモジュール群は、資金・流動性の予測と、データドリブンの流動性にかかる意思決定に求められる完全なソリューションを提供します。続きを読む
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How to Benchmark Your Enterprise Liquidity Management ProcessesELM is one of the most critical areas for any organization. It spans Cash & Liquidity Management, Capital Markets & Risk Management, Payments & Fraud, and Working Capital, all of which are paramount to organizational vitality.続きを読む